☆日本サッカーの育成と指導について☆

※ミゲルがスペインの新聞にも写真を掲載してくれました☆☆☆
「¡Yuto, te invito a Granada!」(笑)と言ってくれていたので、もっと良い選手に成長してスペインで活躍してきて下さい!!


最近偶然にも他のスクールさんやチームさんが練習や試合をする風景を目にする機会に多々遭遇します。
サッカーを習いに通う子供が(大人の方でも)、こんなにたくさんいるものだなぁと改めて実感させられます。

これは日本サッカーにとって素晴らしいことです☆☆☆
サッカーに関心を持つサッカーファンが増えることは日本サッカーの発展を支える底辺で必要不可欠ですから!!

ですがその反面、そんな子供(選手)たちを見ると、せっかくこんなにもサッカーファンがいっぱいいるのにもったいないなぁとも思ったりします…。

そんな時、前フットサル日本代表監督で『奇跡のレッスン』でも有名なスペイン人のミゲル・ロドリゴと少しお話した時のことも重ねて思い出します。
彼も日本サッカーの現状を目の当たりにして同じような感想を抱いていました。

日本にも世界に通じる才能豊かな子供(選手)はたくさんいます。
子供の頃はむしろ日本人を見てスペイン人が驚くほどです!!
ですが、後に逆転して日本人のほとんどが大成しません…。
この問題には、現状の日本サッカーでまかり通っている育成年代における指導の在り方が大いに影響していると思います。
日本では子供(選手)たちの為の育成時期であるにもかかわらず、あまりにも大人のエゴが介入し過ぎているように感じます。

ミゲルは「子供は小さな大人ではない」と簡潔に表現していましたが、当たり前のようで当たり前に行われていないのが日本の育成の現状だと思います。
この問題を理解するには、その指導が本当に子供(選手)の将来を第一に考えた指導であるかどうか、指導する人もプレーする人もサポートする人もみんながしっかりと目を肥やして見極める必要があります。

大人になるために子供の時期(育成時期)があるのです。即ち、大人に向けて育てていくことが育成であり、子供の時期(育成時期)に培ったものが後に大人になり花が開くのです。

勝敗などによる指導者やクラブの功績が優先されて、二の次に子供(選手)が扱われては決してなりませんし、お金儲けが優先されたり、子供だましで指導にあたることほど無責任なことはありません。
何故ならば、指導にはその指導ひとつで子供(選手)の人生を変えてしまうほど多大な影響力を持つからです。

トードスでは創立当初からこの理念に基づいて指導にあたっていますが、今日では一緒にプレーする保護者の方や子供たちも鋭い観察眼で様々なサッカーを平等に評価して、意見や指摘を交わし合う光景がたくさん見られるようになりました。
これは自然とサッカーの本質を体感し、必要なものが何であるかを実感としてわかってきている証です☆☆☆
これらからも皆でトレーニングに励み、サッカーを見る目を養い、一人でも多くの仲間と共に日本サッカー発展の向上に貢献して行きましょう!!

2016年04月21日